今回のレビューは、張本智和インナーフォースALCに貼っていた
BUTTERFLY DIGNICS05
のレビューしたいと思います。
このラバーはメインラケットのバック面に張ってましたが、評価が難しいラバーでした。
ラバー紹介
BUTTERFLY(バタフライ)
DIGNICS05 (ディグニクス05)
価格:オープンプライス
硬度:40度(ドイツ硬度 約50度)
特厚:2.1mm~ 厚:1.8~2.0mm
バタフライ(Butterfly) 卓球ラバー ディグニクス05 06040 価格:8,140円 |
ディグニクス05説明文
“X”の傑出――回転による打球の威力をハイレベルで実現
より高いレベルのプレーへと導く『ディグニクス』。その核心は、「スプリング スポンジ」よりも弾性を高め、進化した「スプリング スポンジX」と、打球時の球持ちを重視し、かつ表面の摩耗耐久性を強化した独自配合のシートとの組み合わせ。高いスピン性能が特長の“開発コードNo.05”のツブ形状を採用した『ディグニクス05』は、前中陣でのパワードライブやカウンターなど、回転を重視した攻撃的なプレーをハイレベルで求める選手にお勧めです。
商品紹介(SHIMARY目線)
ディグニクスはテナジーの上位版ラバーという位置づけで出ているラバーです。
触ってみると上位ラバーなだけあり扱いづらさが出てくるラバーだと思います。私の実力的に使ってみてすぐに変更しようと思うラバーではないと思います。
バタフライは商品展開のやり方が上手ですね。テナジーもディグニクスも数字で判断して大体のラバーの性能が想像できるのがすごいと思います。
バタフライはスポンジに力が入っており
テナジーはスプリングスポンジ
ディグニクスはスプリングスポンジX
と明確にスポンジが凄いんですよ!とうたっています。
スポンジはこれでシートが違うとこうなりますよ。と差を出してきていることからもバタフライが技術の最先端を行っていることが分かるようになっていますね。
ディグニクスはシートが違う4種類のラバーがでています。
回転の05
スピードの64
総合力の80
微粘着の09C
の4つが展開されています。
ラバーを使用してみて思ったことは
テナジーでは物足りなくなり移行しようと思って使うと感覚が違うため最初は感覚の違いで苦戦するかもしれません。
テナジーから移行するよりも、ラザンターR48などから移行するほうが扱い方や感覚は似ているかもと思いました。
ネットで張り合わせた状態で購入したので重さは量れていません。
テナジー05ハードと一緒に貼った際にあまり重さの違いは感じなかったので重さは05ハード(50g程度)とさほど変わりはないのかなと思います。
使用した用具
◎今回のレビューで使用した用具は
〇カーボネード45 テナジー05ハード:ディグニクス05
フォアとバック両方で打ってみています。
ラバーは厚を使用しています。
使用した感想
ドライブ
トップシートは硬すぎず柔すぎずで、スポンジもそこまで硬い印象もない感じで打てました。
判断が難しいラバーでした。比較対象が05ハードなんですがコンセプトが明確に違うラバーです。
上でもテナジーとは違うとしていますが
シートの引き攣れを使って打つテナジー
と
スポンジまで喰い込ませて打つインパクトのディグニクス
という感じです。
擦り打ちはテナジーの方が打ちやすく回転もかかっていたと思います。
インパクト時のドライブは、スピード・回転どちらもかかっていました。
私はもともとインパクト重視の打ち方をしていないため、合わないと思ってしまいました。
しかしドライブの相手の台についてからの伸びが物凄いです。間違いなくテナジー以上に伸びています。
カウンター
スポンジが硬くシートも強いラバーなので相手の打球に負けません。
相手の球威に負けないラバーでカウンターはインパクトも出しやすいため、インパクトを重視して打てばしっかり回転と威力を出していけるラバーです。
水平スイングでのカウンターではなく、ぶつけてインパクト時に当て擦っていくラバーです。
台上技術
ツッツキが難しいラバーです。回転をかけるのも大変ですし、勝手に飛んで行ってしまいます。扱いきる事が難しいので、慣れるのに時間が必要です。
ツッツキもシートの引き攣れで回転をかけるわけではなく、インパクトで喰い込ませ重視のため球が飛びやすい事が原因です。
ストップも回転をかける事と弾ませないことが難しく感じます。
フリックは、ツッツキほど難しくはありません。インパクト時に前に飛ばせばよいのである意味楽です( ´艸`)インパクトがしっかりしていれば打てますが試合でそれが当たり前にできる人なら、最高のラバーですね。
弧線の出方が直線弾道気味ではありますが飛ぶラバーなのでうまく調整してネットをギリギリ超える高さで打って入れるラバーです。
ブロック
弾みはかなりあるラバーですが、硬めのスポンジを上手く使うことでブロックをする形になります。弾む分オーバーしがちなのでうまくコントロールする腕が必要となります。インパクトを外す事で飛ばなくなるというディグニクスの特性を上手く活かすとブロックがやりやすいです。
直線弾道目なのもブロックを使う上では良い点ですね。
サーブ
ディグニクス05で最も悩むところです。
サーブの掛け方がテナジー05と全く違う
これについてはビックリするぐらいテナジーの掛け方をすると回転がかかりません。ドライブなど同様で、スポンジに喰い込ませて回転をかけなくてはいけないとディグを使ってる方には言われているのですが私にはうまく扱えないようでサーブは全然切れませんでした。使い続けていくと慣れるとの事でしたので気長に使っていくしかないと思われます。
ラバーの特徴
ドライブの伸びが凄い
インパクト重視のドライブを打った時のバウンドが高く球の伸びが凄まじいです。
相手の打球でも伸びが強く、打ちづらく球威負けしてしまいます。
カウンターの威力が高い
相手のドライブの力を利用して強いインパクトでスポンジに喰い込ませカウンターすると、かなり威力の高いカウンターが打てますね。
突き刺さるようなカウンターや回転の強いカウンターなど色々打てます。
弾みが強い
インパクト時の弾みが強いため中陣から後陣では強さを発揮できるのですが、前陣で抑えるのに苦労します。上級者向けのラバーなだけあって相応な扱いづらさがあります。
下回転系が掛けづらい
サーブやツッツキ系の下回転をかける事が難しく練習が必要になります。
特にサーブが難しく、テナジーとは回転の掛け方が違うため慣れが必要なところだと思います。ツッツキはインパクト強くして切ることがまだやりやすいのでサーブ程ではありませんが全体的に上回転がやりやすく、下回転が難しい印象です。
総評
飛び方 (オート)★★★☆☆☆(マニュアル)
スピード (遅)★★★★★★(早)
スピン (弱)★★★★★★(強)
コントロール (悪)★★★★☆☆(良)
飛距離 (弱)★★★★★★(強)
オフェンス (悪)★★★★★★(良)
ディフェンス (悪)★★★★★☆(良)
総合 (悪)★★★★★★(良)
私としての評価は
フォアならテナジー05ハードの方が扱いやすかった。
バックならディグニクス05の方が扱いやすかった。
といった感じでしょうか。
直線弾道で、ブロックがやりやすい事もありバックの感触が良かったんですが、ちょっと弾みすぎですね…私には扱いずらかったです(-_-;)
回転の掛け方が根本的に違うため、シートとスポンジの引き攣れで持っていくテナジーかスポンジまでインパクトで喰い込ませてから持っていくディグニクスかといった感じです。
テナジーはフラットに打ったり、かぶせて打つ打法を相手の回転に合わせて打ちますが、ディグニクスは開いてフラット気味に打つ打法が合います。
このラバーは
中・後陣で引き合いをしたい人
インパクトが強く打球出来る人
オート感のあるラバーが苦手な人
インパクト時に強く擦る事が出来る人
プレー時にドライブの球威で押したい人
におススメだと思います。
上級者がメインターゲットで扱うには技術が必要なラバーだと思いますが間違いなく現在の最高ラバーの一つです。
私の拙い文章で何かの参考になれば幸いです。
今回レビューした商品のリンクを貼っておきます。
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