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今回は、XIOM(エクシオン)の”ヴェガ O ミッド”(以下Oミッド)をレビューしていきたいと思います。
ヴェガ O ミッドは、2025年11月に発売された「ヴェガ O」シリーズのミッドモデルです。
ヴェガ Oシリーズは、ハード・ミッド・ソフトの3種類がラインナップされており、すべてスポンジ硬度45°。トップシートや粒形状を変えることで、それぞれ違った打球感や性能を持たせています。
その中でもミッドは、ハードとソフトの特性を組み合わせたバランス型として位置付けられています。
今回は、VICTASのアルスノーバにヴェガ O ミッドを貼り、フォア・バックの両面で試打してみました。
実際に使ってみると、45°のラバーとしては柔らかく感じました。
弾みはそこまで強くなく、回転性能も最近の高性能テンションラバーと比べると控えめな印象です。
シートが回転に対してそれほど敏感ではないため、ブロックなどはかなりやりやすく感じました。
「飛びすぎないラバーを使いたい」
「初心者・初級者でも扱いやすいラバーが欲しい」
「バック面にあまり弾まないラバーを使いたい」
という人には、候補に入れてもいいラバーだと思います。
それでは早速レビューしていきたいと思います!
ヴェガ O ミッドを実際に使った結論
私の出した結論としては、ヴェガ O ミッドは初心者・初級者が初めて貼る、もしくは2枚目に貼る扱いやすいタイプのラバーだと思いました。
スポンジ硬度は45°ですが、実際に打ってみるとそこまで硬く感じません。
弾みも強すぎず、弱いインパクトでもそこそこ弾み、強く打ったときにボールが飛びすぎることがなく、コントロールしやすいです。
シートは回転に対して結構鈍感さがあり、相手の回転を強く受けにくいので、ブロックやカウンターなどはかなり安定すると思います。
逆に自分から強い回転をかけるドライブについては、回転などに物足りなさがあります。
弧線もそれほど出やすくなく、ラバーが弧線を出す系のラバーではなく自分から持ち上げて弧線を作っていく系のラバーだと思います。
そのため個人的には、
「まずは安定してボールを入れたい初心者・初級者」
「バック面に飛びすぎないラバーを使いたい人」
「ブロックを主体としたプレースタイルの人」
におすすめしたいラバーです。
ラバー紹介
XIOM ⁅エクシオン⁆
VEGA O ミッド
裏ソフトテンション系ラバー
価格:4,300円(税込)
厚さ:2.1mm 1.9mm
硬度:45°
カラー:黒 赤
原産国:ドイツ
商品紹介(SHIMARY目線)
ヴェガ Oは、2025年11月に発売されたXIOMの新しいラバーシリーズです。
ヴェガ Oシリーズには
- ヴェガ O ハード
- ヴェガ O ミッド
- ヴェガ O ソフト
の3種類があります。
3種類ともスポンジ硬度は45°ですが、トップシートや粒形状を変えることで、それぞれ違った特徴を持たせています。
ヴェガ O ハードは、シリーズで一番シートが薄く、粒間隔が中間程度の間隔
ヴェガ O ミッドは、ソフトの粒に近く、粒間隔はOシリーズの中で一番広い間隔
ヴェガ O ソフトは、ハードよりシートが厚く・粒間隔はOシリーズの中で一番狭い間隔
ミッドは、その名前の通りハードとソフトの中間的な位置付けで、シリーズの中ではバランス型のラバーとなっています。
ほかのヴェガシリーズの値段が少しずつ高くなっており、初心者系のラバーとして値段が上がりすぎた事もあり今回ヴェガOシリーズを発売したのではないかと思います。
ヴェガOミッドのラバー評価
飛び方 (オート)★★★★★☆(マニュアル)
スピード (遅)★★★☆☆☆(早)
スピン (弱)★★★☆☆☆(強)
コントロール (悪)★★★★★★(良)
カウンター (悪)★★★★☆☆(良)
飛距離 (弱)★★★☆☆☆(強)
オフェンス (悪)★★★☆☆☆(良)
ディフェンス (悪)★★★★★☆(良)
総合 (悪)★★★☆☆☆(良)
おすすめ度 ★★★☆☆☆
私の評価は、攻撃性能求めるというよりは扱いやすさを重視したラバーという印象です。ヴェガヨーロッパのスポンジ硬度が45°になりました。といった印象を持ちましたね。
スポンジ硬度は45°ですが、シートもマイルドなのか打球感は比較的柔らかく感じますし、本当にヴェガヨーロッパの印象が消えないラバーでした。
弾みは強すぎることもなく、初級者でもボールをコントロールしやすいと思います。
回転性能については物足りなく感じました。シートとスポンジに食い込ませて打球してもそこそこ…物足りないです。
使った印象は、自分からしっかり回転をかけてドライブを打ちたい選手よりも、まずは安定してラリーを続けたい選手に向いていると思います。
ヴェガ O ミッドを使用した用具
○ VICTAS アルスノーバ
F:ヴェガ O ミッド B:スピンピップスD1
フォア・バックの両面で試打はしています。
ラバーの厚さは1.9mmを使用しています。
ヴェガ O ミッドのラバー重量
重量の測定では
カット前:65g
カット後:45g
でした。
実際にラケットへ貼って使用してみても、重量面で特に重たい印象はありませんでした。
ドライブ
スピード ★★★☆☆☆ 回転 ★★☆☆☆☆ 威力 ★★☆☆☆☆
ドライブは、当てればそこそこのスピードは出るかなと、いった印象。
回転性能は高く感じられませんでした。もちろん回転が全くかからないわけではありませんが、シートやスポンジまで喰い込ませて回転をかけても、強い回転が生まれるような感じではありません。
また、弧線もあまり高く出ないので直線弾道になりやすいですね。弧線を作るのは自分から、持つ感覚が必要になります。
持ち上げやすさについても、個人的には少し難しく感じました。
下回転に対してループドライブを打つ場合などは、自分からしっかりスイングしてボールを持ち上げる意識が必要だと思います。
弾みが強いラバーではないので、引き合いなどで下がってしまうと飛距離が足りず大変です。
逆に考えると、前陣での基本的なドライブ練習では、飛びすぎないので振りやすく、持ち上がりすぎないので自分から持ち上げることができる。スキルアップできるラバーだと思います。
カウンター
スピード ★★★☆☆☆ 回転 ★★☆☆☆☆ 威力 ★★★☆☆☆
カウンターは比較的やりやすく感じました。シートが回転に対して少し鈍感な印象があり、相手のドライブの回転を強く食らう感じがありません。
そのため、ある程度フラット気味にボールを捉えて返球しても、けっこうカウンターができるためやりやすく感じました。
逆に、相手の回転を利用してシートを抑えて強いインパクトで回転をかけ返すようなカウンターについては、難しいと思います。
台上技術
止めやすさ ★★☆☆☆☆ 回転 ★★☆☆☆☆ 操作性 ★★★★☆☆
○ツッツキ
ツッツキは、最初少し浮くイメージがありました。
しっかりボールを捉えれば回転をかけることはできるので、慣れていけば普通に打てました。
シートで強烈に切れるという感じではなく、スポンジまで喰い込ませるようなツッツキが結構いい感じです。
○ストップ
ストップも少し浮く漢字があり最初が難しく感じました。
シートの引っ掛かりが強いタイプではないので、ボールを止めようとしても少し浮いてしまいます。台上で短く止めたい人には、少し慣れが必要だと思います。
○フリック
フリックは、シートでボールを引っ掛けるよりも、シートにボールを乗せる打ち方のほうがやりやすく感じました。
強く擦って回転をかけるよりも、少し厚めに捉えて前に振っていくほうが安定します。
○チキータ
チキータは正直、少し厳しいです。
シートでしっかりボールを引っ掛けるのが難しいので、強い回転をかけるチキータには向いていないと思います。
ただ、ボールをシートに乗せるような打ち方であれば、なんちゃってチキータのような返球はできるかな、といった印象です。
ブロック
止めやすさ ★★★★★☆ 回転 ★★☆☆☆☆ 操作性 ★★★★★☆
ブロックは結構やりやすいです。
Oミッドはシートが回転に対して鈍感な印象があり、相手のドライブの回転を強く食らうこともないです。ラバー自体の弾みも強くないので、相手の強いボールに対しても台に収めやすいです。
自分から回転をかけて返すというより、面を作って安定して返球するブロックがやりやすいですね。
初心者がブロックを覚える場合には、かなり使いやすいラバーだと思います。
ヴェガ O ミッドの特徴
ヴェガ O ミッドのメリット
そこそこの弾みが丁度よく扱いやすい
Oミッドの大きなメリットは、そこそこの弾みが丁度良いことです。
高性能のテンションラバーは、軽いインパクトで当てただけでもボールがかなり飛んでいってしまう事があります。
Oミッドはそこまで弾みが強くないので、初心者や初級者でもボールをコントロールしやすいです。特にバック面で使う場合には、飛びすぎないという特徴がメリットになると思います。
シートが鈍感で回転の影響を受けにくい
トップシートは回転に対して鈍感なところがあります。
そのため、相手の回転を強く受ける感覚が少なくブロックなどが安定します。
相手の回転のかかったドライブをミートで叩くといったプレーはとてもやりやすいです。
逆に言うと自分から強い回転をかける性能は控えめなので、相手の回転がかかった打球を回転をかけて返球するという事は難しいです。
45°としては柔らかく感じる
スポンジ硬度は45°ですが、実際に打ってみるとそこまで硬く感じません。
柔らかめの打球感が好きな人は使いやすいと思います。
ヴェガ O ミッドのデメリット
シートの引っ掛かりが弱く回転がかかりにくい
一番気になったのは回転性能です。もちろん回転が全くかからないわけではありません。
シートでボールを引っ掛けて強い回転をかけたい人には、物足りないと思います。シートだけではなくスポンジまでしっかり喰い込ませてドライブを打っていけばそれなりの威力が出ます。
ドライブで回転量を重視する人には、他のラバーのほうが合っていると思います。
弾みは強くない
弾まないことは初心者や初級者にとってメリットにもなりますが、ある程度卓球に慣れてきた選手にはデメリットにもなります。
特に中陣からドライブを打ったり、強い打球を打つ場合には、もう少し弾みが欲しくなります。
弧線が出にくい
私が使った印象では弧線の出しづらさも気になりました。
ラバーが勝手にボールを持ち上げてくれる感じではないので、自分からしっかり持ち上げて弧線を作る必要があります。
シートのグリップ力も含めて持ち上がらないと思いました。
ヴェガOミッドの総合評価
ヴェガOミッドは、初心者・初級者が扱いやすいラバーだと感じました。
初心者・初級者の1枚目としても良いでしょうし、高弾性からの2枚目でも良いかなと思います。
45°のスポンジですが、実際の打球感は比較的柔らかく、弾みも強すぎません。
トップシートは回転に対して鈍感な印象があり、相手の回転を受けにくいので、ブロックなどはかなり安定してくれます。
その半面、回転のかかりや弧線の出しやすさは控えめです。
自分から強い回転をかけてドライブを打ちたい選手や、回転量を重視する選手には少し物足りないでしょう。
そのため、
「まずは安定してボールを入れたい」
「飛びすぎないラバーが欲しい」
「しっかりスポンジまで喰い込ませようなプレーをしたい」
という初心者・初級者におすすめしやすいラバーです。
ヴェガOミッドはどんなプレイヤーにおすすめ?
ヴェガ O ミッドがおすすめな人
卓球を始めたばかり初心者
高弾性ラバーを貼っている初級者
ラバーの弾みを抑えたい人
バック面に飛びすぎないラバーを使いたい人
ブロックを安定させたい人
相手の回転の影響を受けにくいラバーが欲しい人
柔らかめの打球感が好きな人
コントロールを重視する人
という人には試してみてもいいラバーだと思います。
ヴェガOミッドをおすすめしにくい人
中級者以上
強い回転をかけたプレーをする人
ドライブの回転量を重視する人
高い弧線のドライブを打ちたい人
チキータを多用する人
中陣・後陣から強く打ちたい人
引き合い重視の試合展開をする人
ラバーの反発力を利用してスピードを出したい人
こういった選手には、もっと高性能な回転性能や弾みのあるラバーのほうが合うと思います。
ヴェガOミッドは初心者でも使える?
Oミッドは、私としては初心者・初級者にはおすすめしやすいラバーだと思います。
特に「テンションラバーは飛びすぎて扱いにくい」と感じている人には、一度使ってみてもいいと思います。
Oミッドはラバー自体の弾みが強くないため、軽く当てただけでボールが飛びすぎることもなく、シートも回転に対して鈍感で、相手の回転に負けてミスすることも少なく感じました。
ただ、卓球が上達して自分から強い回転をかけるようになってくると、回転性能や弾みに物足りなさを感じる可能性が高いです。
そのため、
最初のラバーとして使う → 技術が上達したら、より回転・スピードのあるラバーへ変更する
という使い方が良いと思います。
ヴェガOミッドに合うラケット
今回はVICTAS アルスノーバで試打しました。
個人的には、Oミッドはそこまで弾みが強いラバーではないため、ラケットもあまり弾みを抑えすぎないほうが使いやすいと思います。
特に初心者が使用するのであれば、
「ラケットは適度に弾む、ラバーは飛びすぎない」
くらいの組み合わせにすると、全体として扱いやすくなると思います。
弾む5枚合板、ファイバーラケット、カーボンラケットでも良いと思います。
逆に、ラケットまでかなり弾みを抑えたものにすると、攻撃時に物足りなさを感じる可能性があります。
最後に
ヴェガOミッドは、今回実際に使ってみて、扱いやすさを重視したラバーという印象が強かったです。
回転や弧線、弾みを求める選手には物足りない部分もありますが、
飛びすぎない
相手の回転を受けにくい
ブロックがしやすい
という部分は大きなメリットです。
初心者・初級者が卓球を始めるときや、バック面に安定性を求める場合には、選択肢に入れてもいいラバーだと思います。
私の拙い文章でラバー選びの参考になれば幸いです。
ヴェガOミッドを購入する際は販売店ごとの価格を比較するのがおすすめです。