最近はエントリー系ラバーのレビューが多かったのですが、エントリーラバーの比較をしてみたいと思います。
比較するラバーは、6枚
YASAKA ライガン
ライガンスピン
ラクザ7ソフト
XIOM ヴェガヨーロッパ
andro GTT45
GTT40
です。
ヴェガアジアがなかったり、私がニッタク系のラバーを使わないこともあり少し偏りがあるのは申し訳ないです(-_-;)
まずはラバーの紹介をしていきたいと思います。
ラバー紹介
YASAKA RAKZA7soft(ラクザ7ソフト)
価格:5,720円(税込) 硬度:37~42度
厚さ 特厚(MAX) 厚(2.0mm) 中厚(1.8mm)
ラクザ7のソフト版です。柔らかいスポンジで喰い込みが良く、回転もかけやすい、元祖回転系テンションラバーです。
安定感があるラバーで、弾み過ぎず、喰い込みやすい初心者に扱いやすいラバーです。
YASAKA RIGAN(ライガン)
ドイツ製テンション
価 格:4,290円(税込) 厚 さ:特厚 厚 中厚
硬 度:40~45度 ラバー色:黒 赤
ヤサカのエントリーモデルのテンションラバーです。
初心者が扱いやすい42.5度というスポンジ硬度で、喰い込みが良く、回転のかかりもそれなりにあり、弧線は直線弾道といった初心者に扱いやすいラバーです。
YASAKA RIGANspin (ライガンスピン)
ドイツ製テンション
価 格:4,400円(税込) 厚 さ:特厚 厚 中厚
硬 度:40~45度 ラバー色:黒 赤
ヤサカのエントリーモデルのテンションラバー、ライガンの改良版です。
ライガンよりも回転がかかり、弧線を描きやすくなっています。より今の卓球にあったラバーに仕上がっていますね。
XIOM VEGA EUROPE(ヴェガヨーロッパ)
ドイツ製テンション
価 格:4,400円(税込) 厚 さ:MAX 2.0 1.8
硬 度:42.5度 ラバー色:黒 赤
元祖テンションラバーのひとつです。ヴェガシリーズは初中級者をメインターゲットに据えていたのでいまだに売れているロングセラー商品になりましたね。
直線弾道で柔らかいラバーなので弾みすぎず扱いやすいラバーです。
andro GTT45
ドイツ製テンション
価 格:3,520円(税込) 厚さ:1.6 硬 度:45.0度
ラバー色:黒 赤 ブルー ピンク
ラバーの厚さが中しかない、初心者も使えるテンションラバーです。
中硬度のスポンジで威力も出ます。コントロールの良さ、それなりの弾み、ミートも使いやすい、ドライブもツッツキもシートの引っ掛かりが良く回転を掛けやすい、と初心者には使いやすいラバーになっています。
andro GTT40
ドイツ製テンション
価 格:3,520円(税込) 厚 さ:1.6
硬 度:40.0度 ラバー色:黒 赤
GTTの柔らかい40度の初心者も使えるテンションラバー。GTT40も中の厚さしかなく1.6mのみのラインナップです。
柔らかめのスポンジで安定感ばっちりのラバーです。コントロールの良さ、それなりの弾み、ミートは使いやすい、ドライブとツッツキはスポンジが柔らかく回転はGTT45に比べ掛けづらいです。GTT45に比べ直線弾道のラバーで初心者のバックに使いやすいラバーになっています。
ラバーの比較
ラバーの名前は
ラクザ7ソフトを、ラクザ7S
ライガンを、ライガン
ライガンスピンを、ライガンS
ヴェガヨーロッパを、ヴェガy
GTT45とGTT40は変更なしで表記します。
弧線の高さ
ライガンS > GTT45 > ラクザ7S ≧ ライガン > ヴェガy = GTT40
シートの引っ掛かり
ライガンS > ラクザ7S > GTT45 > ライガン > ヴェガy = GTT40
球足の速さ
ライガンS > GTT45 > ライガン > ラクザ7S = ヴェガy > GTT40
ミートのしやすさ
GTT45 > ライガン > ヴェガy ≧ GTT40 > ラクザ7S > ライガンS
カウンターのやりやすさ
ライガンS > GTT45 > ライガン > ラクザ7S > ヴェガy = GTT40
全体的なラバーの比較
現代的なスピン系テンションラバーの弾み方・弧線の上がり方をしているのが
ライガンスピン・GTT45
の二枚です。
弧線も高く出て回転も掛かる2枚ですが、スポンジ硬度と厚さに違いがあり
ミートがやりやすい・弾み抑えめ・硬めが好み なら GTT45
ドライブがやりやすい・そこそこの弾み・柔らかめ なら ライガンスピン、
で使用を分けるのがおススメです。
ある程度上手くなった後はバックハンドに貼って使用しても良いラバーかなと思います。
高弾性ラバーのように直線弾道なのは
ヴェガヨーロッパ・GTT40
の2枚です。
柔らかく直線弾道でパチパチ前陣で打てるので弧線が出ると難しいバックに貼りやすいラバーだと思います。
回転の掛かりはそこまで良くないうえ、スポンジの柔らかさで相手の球威に押されやすいので鈍感なシートとスポンジの柔らかさを利用しラケットの板でミートカウンターなど独特なプレーができると思います。
高弾性の弾みになれていてテンションを使いたいならヴェガヨーロッパ・GTT40を貼るのが良いんじゃないでしょうか。
難点としては柔らかいため強く当てるとラバーが負けてしまい、球が落ちてしまうことでしょうか。
少し毛色が違うのが
ラクザ7ソフト・ライガン
の二枚です。
弾道はやや直線気味、ラクザ7のほうがシートの掛かりが良く上に上がる気がします。
ただラクザ7ソフトはシートが少し硬め、スポンジが柔らかいラバーで、ラクザ7ほどの弧線が出ないラバーです。
ライガンはスポンジが少し柔らかめ、シートが柔らかめで、喰い込みよいラバーです。弧線はあまり高くならないラバーですが、自分で上げる弧線を上げることはできるラバーですね。
現在の卓球のプレーと相性の良い
ライガンスピン
GTT45
高弾性ラバーの弧線の描き方をする
ヴェガヨーロッパ
GTT40
回転はかかるけど直線弾道気味な
ライガン
ラクザ7ソフト
と言った感じのラバーです。
扱いやすいラバー評価
私個人の意見として扱いやすいラバーは
フォア面 ライガンスピン
バック面 ライガン
が扱いやすいです。
おススメの組み合わせは
フォア面 ライガンスピン・GTT45
バック面 ライガン・ラクザ7ソフト・ヴェガヨーロッパ・GTT40
です。
フォア面は
弧線が出たほうがプレー的にも今後のラバー選ぶ時のことも考えてもライガンスピンかGTT45がおススメですね。
バック面は
直線弾道でミートがやりやすい、ヴェガ・GTTを選ぶのか
色々なプレーがやりやすい、ライガン・ラクザ7ソフトを選ぶのか
は、プレーヤー次第ですね。
今回は、ラバー6枚比較させてもらいました。
何かの参考になれば幸いです。