今回はレビューではないです。ちょっと初心者用ラケットについて考えてみたいな~と思い私の考えをまとめて、ラケットの紹介をしていきたいと思います。
ちなみに、なぜ初心者用ラケットを考えたのかというと、私の小学3年生になる息子がいて卓球をやっています。
その時にラケットやラバーを何を使わせればいいのか悩みました。
ネットで色々初心者用のラケットを調べましたが
中々これだ!と思えるようなラケットがなく、結構なサイトを調べることになり、レビューや紹介記事をかなり巡りました(笑)
紹介記事によっては張り合わせのラケットを紹介していたり…
初心者用なので確かに張り合わせのラケットでも悪くはないと思うのですが、張り合わせラケットはどれを使ってもあまり変わらないだろうとも思ってしまうのは私だけでしょうかね…
じゃあ…
おススメの初心者から使えるラケットって何?
と聞かれたら
弾まないラケットなら何でも大丈夫だよ!
が答えです。
そう考えれば張り合わせラケットでもいいじゃんと思ってしまいます(;´・ω・)
でもそれだとある程度打てるようになった時に弾まなくて困ることになります。
という事で、初心者から初められるラケットでなおかつある程度使えるラケットを考えてみると…
TSP スワット
Butterfly コルベル
Nittaku 佳純ベーシック
Nittaku ラティカ
Nittaku アコースティック
YASAKA 馬林エキストラオフェンシブ
あたりが初心者から中級者が使えるラケットだと思います。
上級者の人やプロでも使っているラケットなので普通に使えますね。
と言うか全部、鉄板ラケットじゃないかと言われてしまいそうです。
皆が選んで使っているラケット…当然ですが理由があるわけですね。
商品を一つずつ紹介する前に、なぜ鉄板ラケットを使うのかを説明します。
- 初心者や初級者は、弾むラケットを使うと身体を使って打球せず腕だけを振る癖がついてしまう。
始めたばかりの人は、ラケットに球を当てることに集中してしまい、身体を使って打球が出来ない事が多いです。ここで弾むラケットやラバーを使うと、用具が弾むので身体を動かさない、手打ちになってしまい身体を使わえず威力の乗らない打ち方になってしまいます。
まずは、あまり弾みの強くないラケットでしっかり身体を使った打球ができるようにした方が無難です。
これは、基礎をかためるために必要になります。
- 初心者や初級者から実力的に抜けてくると、弾まなさ過ぎて他の技術的なことがやりづらくなる。
上と言ってることが違うじゃないか!と思うかもしれません。しかし、ある程度打てるようになると、今度は飛ばすために身体を使うと相手の打球に追いつけなくなったり、飛ばなさ過ぎて球が遅くなってしまったりと試合で困ることになります。
身体の使い方を覚え、色々なプレーをし始めるようになってから弾みが弱い事でプレーしていく中で弊害が出てくるのです。
これは、基礎がかたまってからの練習や試合をするために必要になってきます。
以上2点から、適度に弾み、打球感が良いものが良いとなります。
では、なぜ上記で出したラケットなのか…
各メーカーは当然ですが初心者用の弾まないラケットを出しています。
しかし、初心者用は弾まない…必然的に卓球を始めて1年~2年程度で変える時期になってきます。
何も考えていなかったり、近くに教えてくれるコーチがいないとラケットを変えるという発想に至らない人もいます。
こうなってしまうと弾まないラケットで戦うことになり、一定のレベルになると若干不利な状況で戦うことになってしまいますね。
更に、親が卓球をやっていない小学生や中学生等の子供だと「え?ラケット買ったのにもう買い替えるの?」と言われる可能性が出てきます。
買ってくれる親なら良いですが、また買うの?と聞かれたりするのが嫌な子もきっといるでしょう。
それならば、初心者用ラケットより少しお金はかかってしまうかもしれませんが、初心者から上級者まで扱えるラケットを買った方が良いです。
たとえば、中学1年生から卓球を始めたとして、弾まないラケットを使い中学2~3年生で買い替えるより、ある程度良いラケットを使い中学3年間は同じラケット使用の方が金銭的にも安く、プレーとしても打球感が変わらないというのも嬉しいですね。
さてさて…前置きが長くなってしまいましたが
ラケットを一つずつ紹介していきたいと思います。
①TSP SWAT(スワット) 木材7枚合板
5,200円+税 板厚:6mm 平均重量:85g±
ブレードサイズ:156mm×152mm
TSP ティーエスピー abb0170fl スワット フレア (FL)、ストレート(ST) 卓球 ラケット 初心者 中級者 上級者 卓球ラケット 練習 価格:3,709円 |
はい、日本で一番売れているラケットと言っても問題ないラケットです。
まず値段が安い、そこら辺の初心者用ラケットと変わらない値段です。安いのに良いラケットというのが人気の理由です。
木材の7枚合板で若干弾みが強く、打球感も硬めになっていますが気にならないレベルです。7枚合板は5枚合板より弾みがちですがスワットはそこまで弾みが強くありません。
トータルバランスが良いのでみんなに使われているわけですね。
スワットは個体差が激しく重い個体軽い個体と差が結構出ます。
出来るなら店頭で持って重さの確認をした方が良いでしょう。私のように田舎過ぎて近くにスポーツショップがない人以外の話ですが(´;ω;`)
ただ…ネットで買うと4,000円切ることが多いのも魅力の一つですよね( ー_ー;)
※2020年11月11日現在、TSPはVICTASとブランドを統合することが決まっておりTSP名義のスワットは10月末で生産終了し、令和2年度でTSP名義での販売は終わります。公式で今後もVICTASからSWATが出ることは発表されているので、購入は可能ですがラケットのデザインが変わると思われます。
②Butterfly コルベル 木材5枚合板
5,500円+税 板厚:5.9mm 平均重量:94g±
ブレードサイズ:158mm×152mm
価格:4,840円 |
バタフライから出ている、名作ラケットです。ピーター・コルベル選手が使っていたラケットです。
値段が安く、弾みもそこそこあります。なによりも回転をかけやすく、球持ちが良いのでプレーが安定しやすくドライブマンの最初のラケットとしておススメですね。
回転を掛けやすく、ラケット面が少し広くとってあり安定感があるのでとても良いラケットです。
コルベルは重量が重めです。ラケットが大きいので重いというのもありますが、木材構成が重たいのでしょうか?平均重量が94gとかなり重めです。
更にラケットの面が広いという事は、ラバーの重さもその分重くなってしまうという事です。ネット販売サイトのラケットでは88g等の軽めの物もあるので探してみるのもいいかもしれません。出来るなら直接お店に行くことをお勧めします。
※ラケットは知らないうちに合板構成変わっていたりする(マイナーチェンジ?)ので、旧式のラケットを販売店で探してみてもいいかもしれません。
③Nittaku 佳純ベーシック 木材5枚合板
7,500円+税 板厚:5.8mm 重量:85g±
ブレードサイズ:156mm×152mm
Nittaku ニッタク adb0183 佳純ベーシック FL(NE-6839) ST(NE-6838) 卓球 ラケット 初心者 中級者 上級者 卓球ラケット 練習 価格:5,361円 |
Nittakuから出ている。石川佳純選手と共同開発したラケットです。
ラケット構成は先に紹介したコルベルとほぼ変わらないそうです。板厚が違うのですが、おそらくマイナーチェンジして少し変わっているのかもしれませんね。
合板構成は同じですが、ブレードサイズが少し小さくなっています。
サイズが小さい分軽くなっており、程よい弾み・球持ちと安定しており、振りぬきやすいのがメリットですね。まだ身体ができていない小学生や中学生、女性などに良いと思います。
④Nittaku ラティカ 木材5枚合板
6,500円+税 板厚:5.8mm 重量:88g±
ブレードサイズ:158mm×152mm
Nittaku ニッタク adb0209 ラティカ FL(NE-6857) ST(NE-6856) 卓球 ラケット 初心者 中級者 上級者 卓球ラケット 練習 価格:4,646円 |
Nittakuから出ているラティカです。このラケットは佳純ベーシックと同じ合板構成ですがブレードを大きくして安定感と威力を上げたラケットです。
…それコルベルじゃない?と思いますよね(笑)でも、突き詰めれば安定した良いラケットの構成は似るのも仕方ないですしね。
佳純ベーシックはブレードが小さい分威力のある球には負けてしまう可能性があります。
球に負けないためにラケットの重量、ブレードを広くしてスイートスポットを広げ安定感を増すという設定にした結果がラティカという事ですね。
コルベルとの比較として、重量が軽めですね。数値上は板厚が0.1m薄いので、手が小さい人でもコルベルより持ちやすいです。
コルベルを使いたいけど重たいのは嫌、という方にお勧めです。
⑤Nittaku アコースティック 木材5枚合板
18,000円+税 板厚:5.7mm 重量:88g±
ブレードサイズ:157mm×150mm
Nittaku ニッタク adb0293 アコースティックカーボン FL(NC-0385) ST(NC-0384) 卓球 ラケット 初心者 中級者 上級者 卓球ラケット 練習 価格:14,300円 |
Nittakuの弦楽器シリーズ、アコースティック。多くの人が愛用している名作です。
弾みはそこまで強くないですが、球持ち・回転の掛けやすさ・打感の良さがよく、長く卓球を続けるなら、アコースティックをおススメしても良いと思います。
良いラケットなんですが今回の趣旨としてデメリットをお話しします。
デメリットとしては、お値段が張ることと弾まないことでしょうか。
お値段が高い…初心者用にこの値段出すの?とちょっと困ってしまいます(;´・ω・)
なのでこのラケットを使う場合は、長く使用する人や卓球を真剣にやる人になると思います。
次の弾みについては、中級者~上級者ぐらいで弾みで悩む方が出てくるためです。上級者ぐらいまで行くと特殊素材の入ったラケットを使用している人が多いのでなおさらですね。
実際今回の紹介としては、そこそこ弾めばある程度の期間使えるのでコスパが良いのですが、アコースティックはコスパはそこまでよくないのです。
アコースティックは、とても良いラケットですが求めるものが違った時に弾みが足りないという問題が出てきますね。他のラケットなら値段的に迷うことも少ないかもしれませんがアコースティックは買い替える時に迷うかもしれません(◎_◎;)
⑤YASAKA 馬林エキストラオフェンシブ 木材5枚合板
9,000円+税 板厚:6.0mm 重量:85g±
ブレードサイズ:157mm×151mm
ヤサカ(Yasaka)卓球馬林 エキストラオフェンシブ MEO-3FLA(卓球ラケット)YM23 価格:6,681円 |
YASAKAから出ている馬林エキストラオフェンシブ、こちらも名作として知られています。
中国のトップ選手だった、馬琳選手が北京オリンピックのシングルスで優勝した際に使用していたラケットです。
いやいや、プロが使用してたラケットを初心者が使用して使えるわけがないじゃないか。と、思うかもしれませんが馬琳選手は操作性の良さやバランスの良いラケットを好んで使っていたそうです。
攻撃の威力は、馬琳選手自身からだし、ラケットはバランス重視という事です。
少しラケットの打感は硬めですが、バランスが良く弾みもそれなりにあるので、初心者からおススメ出来るラケットです。
以上、初心者・初級者用のラケットを考えてみました。
鉄板ラケットを紹介しただけになっている気もしますが…
皆が使っているという事は、それだけ良いものだと言う事ですね。
私の拙い文章で何かの参考になれば幸いです。